2009-01-01から1年間の記事一覧
いちおう今年の業務は今日でおしまいにする。なんやかやと月曜日に出社するつもりなんだけど、とりあえず。 年明け一発目で校了までもっていくつもりの小島正樹さん『扼殺のロンド』と2月の門前典之さん『屍の命題』を今年はお持ち帰り。 昨日今日と部内の…
先週末にようやく『シャーロック・ホームズの大冒険』下巻の見本が出てきた。 これで上下巻全訳完結。通しで読みたかったみなさん、お待たせしました。 下巻もキーティングとかバクスターとか、大御所が参加していますよ。 全体を通して、構成とか仕掛け方が…
先週の木曜日に新宿ジュンク堂で行われた『水魑の如き沈むもの』刊行記念イベントですが、 おかげさまで満員御礼でその後のサイン会もずいぶん最後の方の方はお待たせしちゃったくらい(すみません!)の盛況で、 ほんとうにありがとうございました。 ぼくは…
ふうふういいながらここまできたよ。『シャーロック・ホームズの大冒険』(下)。編集作業もちょっとした大冒険だったし(笑)。最後は自分で組版作って入稿したりだ。ありがとうinDesign。 下巻はキーティングやバクスターといった重鎮が参加していることだ…
『2010本格ミステリ・ベスト10』は早いところで12月4日くらいから書店に並び始める予定です。 けっこうミステリらしからぬ強めのオレンジなので目立つと思うんだけどな。 ぜひお手にとって、できればそのままレジに向かってくださいな。 書店さんも…
まずはたった今校了にしたばかりの 探偵小説研究会編著『2010本格ミステリ・ベスト10』 注目のランキングはアレが1位でアレが2位……ってそれはさておき、 今年は辻真先さんと米澤穂信さんにインタビュー、最近注目の「推理系」映画も要注意だし、ゲー…
奈良の山中の村で風変わりな雨乞いの儀式があるそうだと阿武隈川烏から聞いた刀城言耶と祖父江偲。 村に貴重な水を供給している山間の湖には水魑という神様がいて、日照りと長雨の際にそれぞれ儀式を行うのだという。 さっそく現地へ向かった言耶だがその眼…
来月12月10日に、ジュンク堂新宿店で、 三津田信三さんの刀城言耶シリーズ最新刊『水魑の如き沈むもの』の 刊行記念イベントを開催します。 以下ジュンク堂のサイトからのコピーです。 『水魑の如き沈むもの』(原書房)刊行記念トークセッション&サイ…
すべて集計してみると、「へー」とか「ほー」とかハ行の感嘆なわけだけど、 これを皆さん意外と見るか順当と考えるか。発売が楽しみだよ。それはそうと、「読者アンケート」では不手際がありまして、これはぼくのミスタッチです。 ご迷惑をおかけしました。…
今日の2400に締切ですよ。まだまだ良いお席が空いてますよ(ってなんだよ)。 ぜひ投票をお願いしますね。http://www.harashobo.co.jp/mystery/myrank10.htmもちろん本投票の方も今日が締切ですよもちろん。 というわけで、なにがなんだかわからない。 …
12月初旬刊行予定の三津田信三『水魑の如き沈むもの』の刊行にあわせて、 都内の書店さんで刊行記念イベントをと考えてます。トークショー+サイン会といった感じですね。 詳細はまた改めて告知しますが、ま、先取り情報ということでね。シリーズ新刊とい…
いつものように朝食をとりながら朝日新聞に目を通していたら、鼻からコーヒーを吹き出しそうになったよ。 秋の読書特集「ミステリーに夢中」で医療ミステリー(海堂尊さん)、警察ミステリー(佐々木譲さん)と紹介されていて、 その横に「笑える『バカミス…
そんなわけで「島田荘司選 第2回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の受賞作が決まり、 行ってきました福山。島田荘司さんと各社担当編集者とともに23日午後の記者会見。 午前中に受賞者の糸冬了(より・とおる)さんと顔合、市長さんたちと昼食をとっ…
特設! っていうほど作り込んでるわけじゃないけど、今回も「ちびりん寄席」を開きまして、 そのあたりをちらっと紹介して、CDプレゼントなんていう原書房的にはちょー豪華なあれもあったりするので、 ぜひ覗きに来てください。こちらね。それから『201…
やっとamazonに写真もアップされましたね。うまや怪談 (神田紅梅亭寄席物帳) (ミステリー・リーグ)作者: 愛川晶出版社/メーカー: 原書房発売日: 2009/10/21メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (17件) を見る愛川さんの「本格落語」シリー…
あの人にインタビューし、あのお方に話を伺い……とだんだん進んできましたよ『2010本格ミステリ・ベスト10』。 ああ、もうかれこれ12年。ひとまわりだね。ちなみに最初の『ベスト10』(東京創元社版)の1位は麻耶雄嵩『鴉』。ほら、例のあの仕掛け…
血液検査の結果とかは即日で教えてくれるんだけど、ぜんぶ正常値でほっとした。 「数値は悪くないですね。あとは体重ですね、もうちょっと落としましょうか」と保健師さん。 って肉屋の計り売りじゃないんだから、「落としましょうか」って言われたってねえ…
愛川晶さんの「本格落語」シリーズ第3弾!『うまや怪談 神田紅梅亭寄席物帳』お待たせしましたね。まもなくです。いま手許に最終ゲラがありますよ。 このシリーズもこれで3冊目、より高っかいハードルの書き下ろし。なにせ、あれとこれとそれをいっぺんに……
あっという間に彼岸も過ぎてましたね。「あっという間」はこのブログベースの場合なんだけどね。 今年は夏バテがひどくなかった代わりに7月の虫さされがまだ治んなくて痒くてね、それが身体の各所に飛び火したみたいで……ってとびひかよ。幼児じゃあるまいし…
今年の夏は外出がどうしてだか多い。アイスコーヒーを飲み続けてお腹ががばがば。微妙に体力が落ちていそうで、電車に乗ると空席を探してしまうオレ。 でもそんなことはぐずぐず言ってられない。がつがつと「福ミス」応募原稿を読みながら別口の刊行予定原稿…
今週号の「週刊文春」で『少女たちの羅針盤』が取りあげられましたよ。 千街さんのミステリーレビュー。 四人の女子高校生の人間模様を描いた過去のパートは、瑞々しい青春小説として出色。(…)構成の勝利とも言うべき小説 ありがとうございます千街さん。 …
東京では梅雨が明け、痛いくらいの日差しでなんだか朦朧。 そんななか、日常業務の他にこつこつと「第2回福山ミステリー文学新人賞」の応募原稿を読んでますよ。まずは一次選考通過作のうちの4作を。 こういう、原稿関係を一心に読むときにはだいたい事務…
今週の「週刊文春」の文春図書館、千街さんのミステリーレビューで、 北國浩二『リバース』が紹介されてます。 破格の急展開に意表を衝かれるだろうが、二転三転のどんでん返しが待ち受けているのはむしろその先。(中略)真の狙いが暴かれる瞬間、読者は主…
水生大海『少女たちの羅針盤』のブログで応募企画、いろいろ反応があって嬉しかったです。 20〜30部というアバウトすぎる設定は、 「最低でも20部は送りたいけど、30部が限度っぽいかな営業には事後承諾だったし(笑)」 といった感じだったんだけど…
7月10日刊行の水生大海『少女たちの羅針盤』を、20〜30部、差し上げようと思います。 ですがもちろん宣伝目的です。ブログなどで定期的にミステリ作品の書評を掲載している方に差し上げて、 『少女たちの羅針盤』の感想や評価などをそれぞれのサイト…
7月10日刊行予定なんだけど、早くも新聞で紹介されますた。中国新聞です。 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906230101.html島田荘司選第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作受賞作の『少女たちの羅針盤』。 短編ホラー映画主演女優とし…
いま第2回の一次審査が行われている「福ミス」。 第3回の募集は既に始まっていますよ。サイトも更新され、第1回の選評および後記と第2回の選考方法の詳細、第3回の募集告知とかが出てます。 http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/bungakukan/fukumys/…
山口雅也さんの新刊『新・垂里冴子のお見合いと推理』新・垂里冴子のお見合いと推理作者: 山口雅也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/05/29メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (22件) を見るそれから石持浅海さんの新刊『まっすぐ進め…
このところ東京は雨続きで、そうすると仕事の合間の散歩ができなくてちょっとお腹がぼってりの僕です(働けよっ)。 日本推理作家協会賞受賞ぱーりぃも盛況に終わり、某選考委員の作家さんに『官能的』の評価をじっくりうかがったりと、なかなか充実してまし…
今週号の週刊文春の読書欄「私の読書日記」でエッセイストの酒井順子さんが 『纏足の歴史』をとりあげてくれた。 中国女性が纏足から解放されて本当に良かったと思うが、しかしそれがグロテスクであればあるほど、纏足を愛した男性達の気持ちもまた強烈だっ…