2009-01-01から1年間の記事一覧

今日は第9回本格ミステリ大賞の公開選考会

第9回「本格ミステリ大賞」の候補作は以下の通り。【小説部門】候補作(タイトル50音順)『完全恋愛』牧薩次(マガジンハウス) 『裁判員法廷』芦辺拓(文藝春秋) 『造花の蜜』連城三紀彦(角川春樹事務所) 『ペガサスと一角獣薬局』柄刀一(光文社) 『…

獅子宮敏彦さんの『神国崩壊』はスゴイと思う

ええっと、ゴールデンウィークも無事終了し、「よしっ、がっつり労働だ!」と意気込んで出勤したところでまたすぐ週末だよねー。 そろそろ福ミスの第2回の応募が締め切られる。どんぐらい来るのか、原石はあるのか、けっこうどきどきして待ってますよ。刊行…

『凶鳥の如き忌むもの』発売中!

三津田信三『凶鳥の如き忌むもの』が特装版として出ますた。凶鳥の如き忌むもの (ミステリー・リーグ)作者: 三津田信三出版社/メーカー: 原書房発売日: 2009/04/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (11件) を見るこれは『厭魅の…

日本推理作家協会賞

すでに報道もされてるのであれなんだけど、推協賞の〈長編および連作短編集部門〉受賞作は 道尾秀介『カラスの親指』カラスの親指 by rule of CROW’s thumb作者: 道尾秀介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/07/23メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 67…

『図説 纏足の歴史』がまもなく

図説 纏足の歴史作者: 高洪興,鈴木博出版社/メーカー: 原書房発売日: 2009/04/20メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (8件) を見るけっこう苦労したりして、やっとできあがってきましたよ『纏足の歴史』。見るからに読むからにイ…

5月の新刊は獅子宮敏彦さん

獅子宮敏彦さんといえば、「神国崩壊」で創元推理短編賞を受賞した方で、この創元の短編賞は「鮎川賞より取るのが難しい」などとも言われていたりした難関。ほら短編賞の作家だけで『推理短編六佳撰』なんていう傑作ができちゃったくらいの。 その獅子宮さん…

講談社ノベルスの新刊がいっぺんに来た

原書房からも本を出している著者の新刊が講談社ノベルスからまとめて出たので。 いつもありがとうございます。柄刀一『奇蹟審問官アーサー 死蝶天国』 ひっさびさのアーサー・クレメンスもの。「奇蹟に対峙し、真理に迫る。」 このシリーズの第1作は実は原…

原書房版『凶鳥の如き忌むもの』

今月は三津田信三『凶鳥の如き忌むもの』。既刊の作品の改稿にシリーズ書き下ろし短編「天魔の如き跳ぶもの」を付して単行本にしましたよ。 もちろん装画はシリーズ通しての村田修さん。断崖の祭壇 巫女は虚空へ 羽ばたく──瀬戸内に残る鳥坏島の秘儀、断崖絶…

福ミスの三日間

先週の金曜日から日曜にかけて、「島田荘司選 第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」授賞式とぱーりぃに行ってました。 三日間ともちょっと寒かったけど良い天気でよかった。 こちらも第1回ということで不安もあったけど、ほんとうに素敵な会になりま…

第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞授賞式

あさっては待ちに待った授賞式。ぼくらは明日から福山入り。 受賞作はもう書店に並んでる松本寛大さんの『玻璃の家』(はりのいえ)。玻璃の家作者: 松本寛大出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/03/18メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 29回この商品を…

WBCで仕事手につかず

WBCはほんとうに感動しましたよ。一流の選手たちが「負けたら終わり」という状況で見せる、高校野球にも似た必死さ、一途な気持ちが、見ている者の心を動かすんだと、実感できた試合でした。 わがコンバーツ(原書房の野球チームだよ)も来月には出版健保…

朝日新聞で愛川晶『道具屋殺人事件』

朝日新聞の「東京物語散歩」という欄で『道具屋殺人事件』が紹介されました。舞台になっている寄席・紅梅亭が神田西口商店街のどこかにあるという設定からなんですね。ええ、ええ歩きましたよ愛川さんと。「このあたりかな紅梅亭」とか言いながら。「ああっ…

日本ミステリー文学大賞ぱーりぃ

昨日は日本ミステリー文学大賞の授賞式とパーティ。島田荘司さんですからね、もちろん両方とも出席して、おまけに二次会は受付までやってましたよ。「なんであんたがそこに」とお約束のようにつっこんでくださった柴田よしきさん、ありがとうございます。い…

第9回「本格ミステリ大賞」最終候補作

もうそんな季節なんですよ。当社からは三津田信三『山魔の如き嗤うもの』が候補作に選ばれました。昨年の『首無の如き祟るもの』と2年連続で候補に。たくさんの支持をいただいてありがたいです。 その御礼というわけでもないのだけど、講談社ノベルスから刊…

校正の意思疎通って

通常の編集作業では、ゲラ(プリント)に赤字を入れて、「ここをこう修正してください」と印刷屋さんに伝えるわけで、それを正確かつ効率的にやり取りするために様々な校正記号などの約束事がある。 「この字をゴシック体にしてくださいな」というときには該…

『官能的』が日本推理作家協会賞の最終候補作に

鳥飼否宇『官能的 四つの狂気』が第62回日本推理作家協会賞の候補作に選ばれましたよ。 去年の三津田信三『首無の如き祟るもの』に続く、2年連続のノミネート。こうして認知度が高まっていくのもありがたいですホントに。 さて今回のノミネート作は『還る…

試写会断念

トム・クルーズの『ワルキューレ』の試写会に行く予定だったんだけど、急用ができて断念。 原書房で『ワルキューレ』の単行本を出すんで、その関係もあって試写会チケットをゲットしていたんだけどね。 ま、しょーがない。貫井徳郎さんの新刊『乱反射』をい…

立花隆氏が『現代の世界』を文春で

発売中の「週刊文春」の文春図書館で立花隆氏が 『ヴィジュアル・データ百科 現代の世界』を評している。ヴィジュアル・データ百科 現代の世界作者: ケンブリッジ現代社会国際研究所,猪口孝出版社/メーカー: 原書房発売日: 2008/10/10メディア: 大型本 クリ…

「最悪」シリーズまた出しちゃった

いやいやいや。ちょっと気を抜くと思いっきり更新が飛ぶね。それがわかっただけでも良かったね俺。 とはいえこつこつと仕事は続けてましたよ。 最近できたばっかのは図説 世界の「最悪」航空機大全図説世界の「最悪」航空機大全作者: ジム・ウィンチェスター…

第2回世界バカミス・アワード受賞だっ!

昨日の日曜日、青山ブックセンターで「第2回世界バカミス・アワード」の公開投票式などが行われましたよ。第2回世界バカミス・アワード受賞鳥飼否宇『官能的 四つの狂気』(原書房)やっちゃったね。ここまでくればインコと梨ですよ。いや言うことなしです…

仕事始めは「最悪」で

というわけで今年もみなさまよろしくお願い申し上げます。 この数年、正月休みは初詣と実家(近く)に食事に行くくらいでまったりしつつ、ちょこちょこと仕事をすすめたりで多めに睡眠をとることにしている。車も使うから朝のお屠蘇はナシだし。でずっと作業…