2007-01-01から1年間の記事一覧

年明け最初は鳥飼否宇『官能的 四つの狂気』

原書房はいちおう本日が仕事納めなんだけど、いつものように雑煮を食べつつちびちびとアルコールを補給しながらずるずる働いていようと思うよ。べつにどこも行かないしね。 年明けの一発目はミステリー・リーグから鳥飼否宇『官能的 四つの狂気』もうだいた…

『「最悪」の仕事の歴史』が「本の雑誌」でベスト本!

ごぶさたしました。もう忘年会は終わりです(笑)。 『「最悪」の仕事の歴史』が「本の雑誌」で〈読者が選んだベスト1〉で紹介され、 椎名誠さんの〈二〇〇七年シーナ版ベストテン〉では 当時のお仕事を詳しく取り上げて、図入りでその背景も交えて説明して…

『首無』が「文春」ミステリーで6位!

本日発売の「週刊文春」といえば、 「文春図書館 全国のミステリー通、書店員が選ぶ 2007ミステリーベスト10」 いわゆる「文春ベスト10」です。『首無の如き祟るもの』が第6位! いやー、ついに文春までランクインですよありがとうございます。コメ…

内田幹樹さんのお参り

先日の朝日新聞「天声人語」に航空機の安全と絡めて内田幹樹さんの『機長からアナウンス』が紹介されていた。もう亡くなって1年になる。 内田さんが「読んでほしい」と作品を原書房へ送り、最初の10ページくらいでびっくりして会いに行ったことはまだ覚え…

『首無』続々ランク入り!

おかげさまで三津田信三『首無の如き祟るもの』首無の如き祟るもの (ミステリー・リーグ)作者: 三津田信三出版社/メーカー: 原書房発売日: 2007/04メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 108回この商品を含むブログ (139件) を見るが年末の「ベスト本&企画」…

『「最悪」の仕事の歴史』増刷

ひっそりと「今年度の目玉!」と呼んでいた『「最悪」の仕事の歴史』の増刷があがってきましたよん。新聞や雑誌でもいろいろと取り上げてもらえたお陰ですありがとうございます。図説「最悪」の仕事の歴史作者: トニー・ロビンソン,日暮雅通,林啓恵出版社/メ…

12月3日発売『本格ミステリ・ベスト10』

なんとか印刷屋さんにも頑張ってもらい、週明け3日に刊行となったよ。 実際には今週末に一部の大手書店には届きそう。 今年はライバル(なんてぜんぜん思われてないかも知れないけど)も増えたし、新本格20周年ということで 綾辻行人×西澤保彦×霧舎巧 鼎談…

『首無の如き祟るもの』国内第3位!

本日発売の『ミステリが読みたい!2008年版』でミステリが読みたい! 2008年版 (2008)作者: ミステリマガジン編集部出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/11/22メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (39件) を見る三津田信三『首無の如…

ベスト10とか予定とか

『2008本格ミステリ・ベスト10』はいま、最後の山を登っている最中。なんとか頂上は見えてきたかな。 今年は12月のあたまに本ができているといいなあというスケジュールを組んだんだけど、あれ前の週に三連休あるじゃん、とか、なんかまあいろいろあ…

書評続々!『図説「最悪」の仕事の歴史』

このところ、いろんなところでこつこつと話題になっている 『図説「最悪」の仕事の歴史』です。図説「最悪」の仕事の歴史作者: トニー・ロビンソン,日暮雅通,林啓恵出版社/メーカー: 原書房発売日: 2007/09/21メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 48回この…

『2008本格ミステリ・ベスト10』集計終了!

昨夜24時に締め切った今年のベスト本格ランニング。ランチパック「キャラメル&コーヒー」をもぐもぐさせながらなんとか終了。いやー、そうきましたかっ!まさかあれがそうなるとはねー。と、けっこう大変なんだけど、集計作業はとても楽しい。 これで前半…

『2008本格ミステリ・ベスト10』追い込みですよ!

というわけで、年末までの連休やら土日のタイミングのおかげで、いま大変なことになってるよ。 今月は20日くらいまでに《ヴィンテージ・ミステリ》からクリフォード・ナイト『ミステリ講座の殺人』。 表紙はこんな感じで。なんかミス・マープルみたいだけ…

『2008本格ミステリ・ベスト10』読者投票コーナー

恒例の『本格ミステリ・ベスト10』読者投票コーナー(MY BEST RANKING)が開幕です。 みなさんの思い入れ深い今年の「傑作」をぜひご投票ください。 投票の対象は2006年11月から2007年10月(奥付)までの国内作家による本格ミステリの新刊です。http://www.h…

島田荘司展と講演会

この連休は広島県福山市で開かれた「島田荘司展」と「島田荘司講演会」に行っていた。テーマは「ミステリーとは、限りなく脳の小説である」。 双方ともいま絶賛募集中の「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の事前イヴェントの役割がある。 まえにも書い…

霞さんの新刊『夕陽はかえる』

ありがとうございます。いただきました。夕陽はかえる (ハヤカワ・ミステリワールド)作者: 霞流一,小塚麻衣子,影山徹出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/10/05メディア: ハードカバー クリック: 15回この商品を含むブログ (24件) を見るもちろん霞さん史…

水曜日の運動会

会社近くの小学校では今日が運動会のようだ。さっきは組み体操をしていた。 ほとんどお母さん(たぶん)だけの父兄(父と兄!)は一生懸命録画だ。 夜、帰ってきたお父さんに見せるんだろうか。 てか、撮ってるお母さんも子どもの活躍をモニター越しに見てる…

小森健太朗『探偵小説の論理学』と石持浅海『心臓と左手』

小森さんと石持さんの新刊をいただきました! ありがとうございます。探偵小説の論理学作者: 小森健太朗出版社/メーカー: (株)南雲堂発売日: 2007/09/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (17件) を見る心臓と左手 座間味くんの…

「東京かわら版」に『道具屋殺人事件』の書評

先週末はすげー暑くて、なんかいきなり秋本番みたくいわれても身体は困ってしまうよ。「東京かわら版」という日本で唯一の演芸専門誌に、道具屋殺人事件──神田紅梅亭寄席物帳 [ミステリー・リーグ]作者: 愛川晶,解説・鈴々舎わか馬出版社/メーカー: 原書房発…

「最悪」の仕事の歴史

というタイトルの新刊です。来週後半くらいから本屋さんに並び始めるこの本は、 反吐収集人から王様の御便器番、煙突掃除人……。 古代から近代にいたる、辛くてきつい、けれど誰かがやらなければならなかった 「庶民の仕事」の歴史をたどったはじめての本。 …

合宿! ただし野球。といっても飲み会?

大型台風が通過して、まだその爪跡の残る山梨県小菅村へ行ってきたよ。会社の野球部(といっても自社だけではとてもまかなえず、出入りの業者さんたちも一緒なんだよ)の恒例の合宿。車だと大月から北上するルートが復旧しているか微妙だったので、青梅から…

だんだんこっちに来る台風

夕方になって風が強くなってきた新宿だけれど、雨はいまんとこあんまり。これから降る様子。湿ったべっとり空気が風に乗ってきて汗がじんわりで嫌な気分。こっから自宅へ帰るのには荒川と江戸川を越えていかねばならない。だいじょうぶなんだろか明日。さて…

新刊・倉阪鬼一郎『留美のために』

メンバーの相次ぐ「自殺」に伴って解散を決めた大学のミステリサークル。 その最後の集まりはサークルがたまり場にしていた店でとなった。 自殺者の遺稿「紅玉の祈り」の朗読会を催し、死者を悼むという趣向なのだが、 そこには驚くようなかたちで「自殺の真…

本格落語ミステリーの真打ち登場!

という惹句で出てます。道具屋殺人事件──神田紅梅亭寄席物帳 [ミステリー・リーグ]作者: 愛川晶,解説・鈴々舎わか馬出版社/メーカー: 原書房発売日: 2007/08/23メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (42件) を見る愛川晶さんの久しぶりの書…

盆休み

今週はすこし休みながらのお仕事です。とりあえず今月刊行の愛川晶『道具屋殺人事件』 本村凌二監修『絵解き世界史2 トロイア戦争とシュリーマン』は製本を残すだけとなって完全に手を離れ、来月刊行予定の倉阪鬼一郎『留美のために』 トニー・ロビンソン『…

「Hanako」の真夏のミステリーガイド

評論家や書店員さんたちが選んだ「この夏、読みたいベストミステリー41冊」という特集で、 三津田信三『首無の如き祟るもの』首無の如き祟るもの (ミステリー・リーグ)作者: 三津田信三出版社/メーカー: 原書房発売日: 2007/04メディア: 単行本購入: 9人 …

森、またもや消失!

もしかして、景気が良くなるというのはこういうことなのか。 ぼくがひそかに「カブ森」と呼んで重宝していた自宅からわずか10分のカブトムシの宝庫がついに更地になってしまったよ。 そこを見つけたのは2年前かな。自宅近辺で子供連れでも安心なクヌギの…

西澤保彦『収穫祭』、倉阪鬼一郎『四神金赤館銀青館不可能殺人』

意外にするするとのめり込みながらほとんど一気に読めてしまいました。収穫祭作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/07/01メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (69件) を見る心の闇というかトラウマというか連鎖というか、い…

森、消失!

夏になるとカブトムシやクワガタを見物に(あんまり獲っちゃっても飼えないからこのところはもっぱら見るだけ)、数年前から成田空港近くの雑木林に出かけていた。間近に飛んでくる旅客機を見られるし、夕方になると櫟の樹液を目指してカブクワがわんわん飛…

『収穫祭』と『密室キングダム』

西澤保彦さんの『収穫祭』と柄刀一さんの『密室キングダム』をいただく。 いつもありがとうございます。偶然に同じ日に届いたんだけど、どちらもがっつりな束で驚いた。 ちなみに『収穫祭』が2段組600ページ、『密室キングダム』が1段組900ページ!…

クレイトン・ロースン『虚空から現れた死』出ました。

虚空から現れた死 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)作者: クレイトンロースン,Clayton Rawson,白須清美出版社/メーカー: 原書房発売日: 2007/07/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (11件) を見るお待たせしました。ヴィンテージ・ミ…