(近刊案内)年末から年明けにかけてのお仕事

まずはたった今校了にしたばかりの
探偵小説研究会編著『2010本格ミステリ・ベスト10』
注目のランキングはアレが1位でアレが2位……ってそれはさておき、
今年は辻真先さんと米澤穂信さんにインタビュー、最近注目の「推理系」映画も要注意だし、ゲームもミステリ花盛り。
ミステリ作家の来年の予定や近況を寄稿してもらった「新作近況会」も40人。ベテランから新人さんまでみなさん参加。
そのほかにもコラムも充実だし、喜国雅彦×京極夏彦「装幀座談会」もめでたく13回目を迎え二回り目に突入だ。

それから
スティーヴン・バクスター他/日暮雅通訳『シャーロック・ホームズの大冒険』(下)
大御所バクスターやキーティングの正統派ホームズ・パスティーシュ集の後編。原書の「マンモスブック」はその名の通り分量が「マンモス」。
これを日暮さんお一人で訳されるのだから大変なもんですよ。ちょっと……微妙に……遅れ気味ですがもうすぐ出ますのでね。

それから
小島正樹『扼殺』(仮題)
門前典之『屍の命題』
ピーター・アントニー"How Doth the Little Crocodile?"

といったあたりを絶賛編集中。年明け1月2月の刊行予定。

『水魑の如き沈むもの』と『2010本格ミステリ・ベスト10』が終わったらぜんぜん休めなかったから有給休暇でもとってみようかとちょっと思ったけど、まだまだやることがいっぱいあることに気づいて(見て見ぬふりをしてたのかも)、ふへへって軽く笑う。
来月は忘年会と仕事のせめぎ合いだね。頼むぞ肝臓!