2010-01-01から1年間の記事一覧
恒例の年末ベスト本がだいたい出揃ったところですかね。 今年度も三津田さん、大活躍でした! 三津田信三『水魑の如き沈むもの』 『このミステリーがすごい!2011年版』第7位! 『ミステリが読みたい!2011年版』第5位! 『2011本格ミステリ・…
というわけで今年も予定通り刊行できました。 『2011本格ミステリ・ベスト10』2011本格ミステリ・ベスト10作者: 探偵小説研究会出版社/メーカー: 原書房発売日: 2010/12/03メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 34回この商品を…
「バークリーのシャエリンガムものなのにいつまでも訳されないって、どうよ?」 という声を聞きつつも、刊行してみたら好評で迎えられてほっとしたのが 『パニック・パーティ』ですよ。 書評も出てきましたね。まずは「ジェイ・ノベル」12月号から千街晶之…
というわけで『2011本格ミステリ・ベスト10』の表紙デザインが上がってきた。これを見るとだいたい今年度版の内容もわかるね。デザインは毎年お願いしている松木美紀さん。 今年度版は海外オールベストがごそっと増ページなんだけど、なんと850円の…
年に一度の雑誌編集だな。 『2011本格ミステリ・ベスト10』の編集作業も最後のヤマを迎えつつあるよ。 迎えつつアルヨ。って書くとずいぶんお気楽そうだが、ほかの仕事も進めないと年越せないからね、 全体的によく頑張ってるよオレ。あと1週間くらい…
翻訳ミステリー大賞シンジケートのお馴染み企画 書評七福神の10月度ベストで、 千街さんがアントニイ・バークリー『パニック・パーティ』を取り上げてくれましたね。 ありがとうございます。 http://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/20101116/1289860244バー…
つぶやいてばっかでこっちが疎かになっちゃうのもよくない。 そんなわけでただいま『2011本格ミステリ・ベスト10』を編集中。 今年度はいつもの国内ランキングと海外ランキングのほかに、 2000-2009ゼロ年代海外本格ミステリ・オールベストランキング …
というわけで、先週後半は島田荘司さんと各社担当編集のみなさんと一緒に、福山へ行ってきました。 待ちに待った第3回福ミス受賞作の発表! 詳細はこちらね。 http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/bungakukan/koumori/list.php?bst_rec=226これはこれか…
『2011本格ミステリ・ベスト10』(探偵小説研究会編)のお馴染み企画、「読者によるMY BEST RANKING」の投票コーナーを開設しました。 今年も皆さんからの鋭いランキングをお待ちしております。 下記のフォームからご投票願います。http://www.harasho…
昨日は××今日は××明日は鮎川哲也賞授賞式とばたばたの秋ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。日本経済新聞10/6夕刊の「エンジョイ読書」で、 北國浩二『サニーサイド・スーサイド』が四つ星(読みごたえたっぷり、お薦め)をいただきました。 ありがと…
アントニイ・バークリー『パニック・パーティ』はごぞんじロジャー・シェリンガム最後の事件。 物語に入る前に、こんな文章がある。 ミルワード・ケネディ殿 かつてぼくに対して、「推理」のみを主題とした小説を書いてくれという穏やかな挑戦状を公開したこ…
月も変わってさあ仕事だーって、そうなりづらいのがこの残暑。 でも待ってくれないのが刊行計画さ。さて、上下巻そろったマーチン・ファン・クレフェルト『戦争文化論』(石津朋之監訳)。 おかげさまで出だしは上々のよう。戦争に対するひとつのアプローチ…
東京はもうだいぶ人が少ないです。朝の電車も座れちゃったり。 印刷屋さんも夏休みで電話もほとんどなく、静かで人の少なめな事務所で落ち着いて働くオレ。 これでドリンクバーがあったら最高なんだが。さて、北國浩二さん。来月には新刊が出ます。『サニー…
水生さんの新刊『かいぶつのまち』が書店に並び始めました。 第一作の『少女たちの羅針盤』と同様、なにか考え事をしているような表情の女子高校生の写真をあしらって仮フランス装で少し軽めな風も演出してみますた。今回は『羅針盤』の物語の数年後が舞台で…
ちょっとひいひい言いながら、やっと出来てきましたよ。図説 中世ヨーロッパ 武器・防具・戦術百科中世の戦士はどんな武器をどのように使い、 どういった防具に身を固め、 そしてどんな戦い方をしていたのか。「中世の戦いの全てがここに!」身分や役割で武…
ほんとにすいません1カ月ぶりの更新だよ。つぶやきばっかじゃいかんね。 6月は本格ミステリ大賞受賞の受賞パーティがあったり、青山ブックセンターでその関連イベントがあったり、島田荘司さんと映画「少女たちの羅針盤」のロケ現場に見学に行ったりと、い…
なんだかいろいろとバタバタ(こればっか)してるうちにもう6月。衣替え。石持浅海さんの新刊『この国。』は来週半ばくらいから書店に並び始めるよう。ある意味もっとも「石持さんらしい」作品で、『リスの窒息』『攪乱者』ときて『この国。』。流れとして…
先週末15日に公開開票が行われた第10回本格ミステリ大賞。『密室殺人ゲーム2.0』歌野晶午 『水魑の如き沈むもの』三津田信三同時受賞が決まりました。みなさまの応援に感謝いたします。 いっやー嬉しいな。 思えば10年前、第1回本格ミステリ大賞に…
治安警察官は言う。「この国のために」 反政府運動家は言う。「この国のために」 だからこそ活きる論理がある。 だからこそ起きる事件がある。そして問い掛ける──「この国のどこが不満だ?」石持ワールドの真骨頂! というわけで石持浅海さんの最新刊『この…
5月2日の「朝日新聞」書評欄で逢坂剛さんにご紹介いただきました。ありがとうございます。 先日の「週刊文春」立花隆文春図書館でも本書の写真の魅力に言及されてまして、だったらここでも少し写真の紹介をしようかなと、遅ればせながら(笑)、GWあけの…
いちおう朝日新聞の次回の書評で予告されているので書いておきます。 http://book.asahi.com/paper/next.html 5/2の読書面。連休中は事務所には出てこないので、とりあえず「出た」前提にしてしまおう。先日の「週刊文春」立花隆評に続いてだから「キター…
発売中の「週刊文春」の書評欄、立花隆の「文春図書館」で 『写真で見る ヒトラー政権下の人びと日常』が紹介されてます。 実に写真が魅力的な書だ。(……)これだけの写真がどこに眠っていたのかと思う。(……)写真を見ているうちに、ヒトラーとナチスがなぜ…
昨夜ちらっとtwitterで何人かにリツイートされたりしたのでね。 西澤保彦『聯愁殺』と黒田研二『今日を忘れた明日の僕へ』のことなどを。 聯愁殺 (ミステリー・リーグ)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 原書房発売日: 2002/03/01メディア: 単行本購入: 7人 ク…
気づけば新年度が始まってはや10日。原稿を読んだり風邪を引いたりで妙に慌ただしい。 そんななかで、以前刊行して在庫が切れていた2点を装幀を新しくして出すことに。今月下旬に 『ミステリ・ハンドブック アガサ・クリスティー』(ライリー&マカリスタ…
今日からまた新年度。ちょっと気分を入れ替えて、明日は会社も休んで、来週から頑張るよ。 とはいえ原稿読みはこつこつと毎日の積み重ね。水生さんとクレフェルトを交互に読んでいく予定。 ま、明日は雨らしいしね。そんなわけで今年度もよろしくお願いしま…
3月26日から28日にかけて、島田荘司さん、それから講談社、光文社各担当編集者といっしょに広島県福山市へ行ってきた。 「島田荘司選第2回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の授賞式。 金曜日の夕方に福山に着き、そこで福山市の事務局の皆さんと…
やっと、やーっと、なんとか今年度ぶんの作業を終えた。 以前にも同じようなことしたことあるんだけど、体力の落ちを実感。しょーがないじゃん。そんなわけでもないけど、「本の雑誌」4月号に ピーター・アントニイ『ベヴァリー・クラブ』(横山啓明訳)が…
というわけで、映画「シャーロックホームズ」の公開を勝手に記念して、原書房で刊行してきた「ホームズもの」のおさらいをね、すこし。 新しいものからいこうかな。『シャーロック・ホームズの大冒険』(上下)はなかば伝説と化していたマンモスブック・シリ…
少年少女に冒険力を! 野に出よ山に出よ海に出よ春だよお父さん! 道具なんて買わなくたってなんとかなるじゃん! ってテンション高くってごめんなさい。 『「冒険力」ハンドブック』がようやくできあがってきましたよ。「冒険力」ハンドブック ~イザ!という…
水生大海さんの『少女たちの羅針盤』の映画化決定のともないまして、 出演者オーディションのお知らせも始まりましたですね。http://www.xmedia-jp.com/new/j/topics.html#20100202羅針盤のメンバーになれるかもだよ。ちょっとイヤミな演劇部の先輩になれる…