朝日新聞で鳥飼否宇『官能的』が紹介!
いつものように朝食をとりながら朝日新聞に目を通していたら、鼻からコーヒーを吹き出しそうになったよ。
秋の読書特集「ミステリーに夢中」で医療ミステリー(海堂尊さん)、警察ミステリー(佐々木譲さん)と紹介されていて、
その横に「笑える『バカミス』」として新保さんが紹介してるんだが。
「みんなあなたの担当じゃない」と奥さん。
「いやオレはバカミスを専門に担当してるわけじゃない」とぼく。
「だって、このあいだ○○さんの△△は基本バカミスだーって言ってたし」
いいじゃないかそんなことは。
って読んでいくと、
本年度の第2回世界バカミス・アワードに輝いた『官能的』(原書房)は人間の探偵でも、性的に興奮しないと推理力を発揮しない増田米尊(何と読むのでしょう)助教授。
名指しで紹介されてたよ。
ありがとうございます。この文言からするとなんかエッチぽい感じもしなくもないんだけど、全然平気。オレは。
じゃなくてけっこう誰が読んでも楽しめると思うんですよほんとに。
増田助教授の飛び抜けた「推理」が事件をとんでもない方向へかっ飛ばしてしまい、「おいおい、いったいどうやってまとめるの?」と読者を不安がらせたところでどかーんと落とす。これが唖然と言うか爽快でもあって、この作品が日本推理作家協会賞の最終候補に挙がって某……(自主規制)。
という逸品、ぜひお手にとって下さい。
- 作者: 鳥飼否宇,アランジアロンゾ
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2008/01/24
- メディア: ハードカバー
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