『シャーロック・ホームズの大冒険』下巻刊行

先週末にようやくシャーロック・ホームズの大冒険』下巻の見本が出てきた。
これで上下巻全訳完結。通しで読みたかったみなさん、お待たせしました。
下巻もキーティングとかバクスターとか、大御所が参加していますよ。
全体を通して、構成とか仕掛け方がいわゆる「ホームズ・パスティーシュ」の王道どまんなかっていう感じなんだけど、当時の著名人をさりげなく登場させたり、なかなか凝った物語もあって飽きさせない。下巻巻末の「事件年表」もほんものっぽくて楽しいのさ。

シャーロック・ホームズの大冒険 上

シャーロック・ホームズの大冒険 上

結果的に今月は
三津田信三『水魑の如き沈むもの』
探偵小説研究会編著『2010本格ミステリ・ベスト10』
スティーヴン・バクスター他/日暮雅通シャーロック・ホームズの大冒険』(下)
と3冊を刊行し、その後はがぶがぶとアルコールに漬かっている感じ。浸かるじゃなくて漬かるね、もちろん。

でも飲んでるだけじゃないよ。ってあたりまえだけどね。
小島正樹『扼殺のロンド』もけっこう進んできまして年内になんとかなりそうだし。
1月刊行予定のこの作品は、お正月記念でまた少女たちの羅針盤のときのように、サイトで感想を書いてくれる人を募集するつもり。詳細は年明けです。

アントニイ・バークリーPanic Partyも来年にはね。
おっとその前にピーター・アントニイHow Doth the Little Crocodile? があるからね。
お、アントニイつながり。いや、だからなんだというわけじゃないんだけどね。