『シャーロック・ホームズの大冒険』下巻刊行
先週末にようやく『シャーロック・ホームズの大冒険』下巻の見本が出てきた。
これで上下巻全訳完結。通しで読みたかったみなさん、お待たせしました。
下巻もキーティングとかバクスターとか、大御所が参加していますよ。
全体を通して、構成とか仕掛け方がいわゆる「ホームズ・パスティーシュ」の王道どまんなかっていう感じなんだけど、当時の著名人をさりげなく登場させたり、なかなか凝った物語もあって飽きさせない。下巻巻末の「事件年表」もほんものっぽくて楽しいのさ。
- 作者: エドワード D.ホック他,日暮雅通
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2009/07/25
- メディア: 単行本
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- 作者: スティーヴン・バクスター他,日暮雅通
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2009/12/24
- メディア: 単行本
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結果的に今月は
三津田信三『水魑の如き沈むもの』
探偵小説研究会編著『2010本格ミステリ・ベスト10』
スティーヴン・バクスター他/日暮雅通訳『シャーロック・ホームズの大冒険』(下)
と3冊を刊行し、その後はがぶがぶとアルコールに漬かっている感じ。浸かるじゃなくて漬かるね、もちろん。
でも飲んでるだけじゃないよ。ってあたりまえだけどね。
小島正樹『扼殺のロンド』もけっこう進んできまして年内になんとかなりそうだし。
1月刊行予定のこの作品は、お正月記念でまた『少女たちの羅針盤』のときのように、サイトで感想を書いてくれる人を募集するつもり。詳細は年明けです。
アントニイ・バークリーのPanic Partyも来年にはね。
おっとその前にピーター・アントニイのHow Doth the Little Crocodile? があるからね。
お、アントニイつながり。いや、だからなんだというわけじゃないんだけどね。