「かいぶつのまち」は水生大海さん待望の新刊!

ほんとにすいません1カ月ぶりの更新だよ。つぶやきばっかじゃいかんね。
6月は本格ミステリ大賞受賞の受賞パーティがあったり、青山ブックセンターでその関連イベントがあったり、島田荘司さんと映画「少女たちの羅針盤」のロケ現場に見学に行ったりと、いろいろあったな。

少女たちの羅針盤」のロケも順調なようだ。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201007090015.html

さて、その水生さんの新刊『かいぶつのまち』は来週末くらいから書店に並びそう。
ちなみにこんな装幀。

高校の全国演劇大会の前日、出演者たちが次々に体調を崩し、
さらに上演作品「かいぶつのまち」に見立てたかのように
主人公に宛てて繰り返し凶器が届く。
元「羅針盤」メンバーは、後輩との壁の大きさに戸惑いながらも、
その隙間に巣くう「かいぶつ」を探し始める。
心打つ青春ミステリー!


成長しきったところと未成熟なところ、誰もが感じている高校時代のアンバランスな自分。
この物語はそういう「自分たち」が描かれているような気がしている。一生懸命、必死で友だちを守る情熱がある反面、それ以外には非情なほどクールだったり、つまらないところでボロを出したり、後先考えなかったりの。
そういう中で起こる「事件」は、やっぱりそういう中だからこそ起こる理由がある。
なんか切ないけど、ちくりと心に針を刺されたような。そういう物語。


そうそう、うちの編集部では微妙に風邪が流行ってますよ。喉のやつで嫌な咳が止まらなくなったりして。
こないだの新聞に「百日咳に注意」ってあって、「オレもしかして百日関?」って相撲取りかよ。
ちょっとびびった。咳ってなにが嫌かって、ラーメン食えねえんだよ。
ずずっ、ぼへっ、って喉が抵抗して麺が入っていかない。
それから電車の中で無理して口を閉じて咳をしてたらなぜか脇腹が攣った。
この土日でなんとか治したいよ。