シャーロック・ホームズがいっぱい!

というわけで、映画「シャーロックホームズ」の公開を勝手に記念して、原書房で刊行してきた「ホームズもの」のおさらいをね、すこし。
新しいものからいこうかな。

シャーロック・ホームズの大冒険』(上下)はなかば伝説と化していたマンモスブック・シリーズを2冊本にして邦訳したもの。
レギュラーともいえるE・D・ホックはもちろん、スティーヴン・バクスターといった重鎮までが顔を揃えています。

シャーロック・ホームズの大冒険 上

シャーロック・ホームズの大冒険 上

それからこれは新装版でタイトルも変更して去年出し直した傑作マイケル・ハードウィック『シャーロック・ホームズ わが人生と犯罪』(旧題『シャーロック・ホームズの謎』)。これは原書房のホームズ本の中で唯一担当が違うのね。だからタイトルを変えて出し直したわけじゃないよ。

シャーロック・ホームズわが人生と犯罪

シャーロック・ホームズわが人生と犯罪

ケン・グリーンウッド『シャーロック・ホームズの失われた事件簿』はあのアンソニー・バウチャーのラジオドラマをノベライズしたちょっと変わり種なんだけど、けっこうスタイルとしては正統派。

シャーロック・ホームズの失われた事件簿

シャーロック・ホームズの失われた事件簿

ここからはおなじみ(日本シャーロック・ホームズ大賞を受賞したりもした)グリーンバーグ、レレンバーグ、スタシャワーが編んだ人気シリーズ。

シャーロック・ホームズ ワトスンの災厄』

シャーロック・ホームズ ワトスンの災厄

シャーロック・ホームズ ワトスンの災厄

シャーロック・ホームズ ベイカー街の殺人』

シャーロック・ホームズ ベイカー街の殺人

シャーロック・ホームズ ベイカー街の殺人

シャーロック・ホームズ 四人目の賢者

シャーロック・ホームズ四人目の賢者―クリスマスの依頼人〈2〉

シャーロック・ホームズ四人目の賢者―クリスマスの依頼人〈2〉

シャーロック・ホームズ クリスマスの依頼人

シャーロック・ホームズ クリスマスの依頼人

シャーロック・ホームズ クリスマスの依頼人

と続いてきた。んで忘れちゃいけないのが事典とガイドだよね。
シャーロック・ホームズ百科事典』は聖典に出てくるあれやこれやの事項ばかりじゃなくて、映画やドラマ、パスティーシュにも多くのページを割いているエンターテインメント色のある事典。読んでるだけでも面白い。ちなみにこの作品も日本シャーロック・ホームズ大賞を受賞しているのさ。

シャーロック・ホームズ百科事典

シャーロック・ホームズ百科事典

それからガイドは『ミステリ・ハンドブック シャーロック・ホームズ』といって、全作品の解説から当時のロンドンの様子や風俗までをわかりやすく紹介している。地図も付いてるし、「ロンドンってわかりづらい」という人にもおすすめ!

ミステリ・ハンドブック シャーロック・ホームズ

ミステリ・ハンドブック シャーロック・ホームズ

でおまけ。上の「ミステリ・ハンドブック」には姉妹編があるのよ。『ミステリ・ハンドブック アガサ・クリスティ』。こちらもクリスティ作品のガイド&世界紹介。ポワロものの映画の話も楽しいエンターテインメントになってますよ。
ってあれ? アクセス集中でamazonリンクができないじゃん。
じゃこれはリンク復活したら張り込みということで。


うーん、こうしてみるとなかなか壮観だね。訳者が全部日暮雅通さんというのも統一感が出ていいし。
もちろんまだまだ続けるつもり。