もうすぐ『この国。』出ますよ

なんだかいろいろとバタバタ(こればっか)してるうちにもう6月。衣替え。

石持浅海さんの新刊『この国。』は来週半ばくらいから書店に並び始めるよう。ある意味もっとも「石持さんらしい」作品で、『リスの窒息』『攪乱者』ときて『この国。』。流れとしても面白い。高度管理国家を守る側と壊す側の、石持さんはその両方に力をこめているような気もする。いずれこの「世界」を舞台に長編を、とぼくは期待している。

この国。 (ミステリー・リーグ)

この国。 (ミステリー・リーグ)

さて、水生大海さんの『少女たちの羅針盤』はもう今月末くらいから福山でロケが始まりそう。街頭ライブのシーンとかはやっぱ福山駅前でやるのかなーとか、羅針盤の4人組がおしゃべりをするファストフードはどこを使うんだろうとか、楽しみは多い。うちの社長も「いつでもエキストラOK!」とか言ってるし。ぼくもOKだけど。
ところで作中に渡見という演劇顧問の40代女性教師が出てくるんだけど、これは誰がやるんだろう。ってなぜかぼくのまわりでは「渡見役は誰かなー」と話題で、これは編集者のM気質と関係が深そうだね。
先日、ロケに行ってる制作会社の人から電話があった。「新聞のベストセラーランキングの7位に『少女たちの羅針盤』が入ってます!」これが本当に嬉しくて、一部に品切れの書店さんもあるらしく、新しく作ったポスターと一緒にどんどん並べてもらうつもり。お願いします。

少女たちの羅針盤

少女たちの羅針盤

さて、その水生さんの第2作もまもなくだ。前作から数年後、羅針盤のメンバーが母校が出場する演劇コンクールを観に来るところから物語は始まる。そこで彼女たちは何を見たのか……。
という感じなんだけど、詳しくは改めてね。

いまそれと並行して『図解 中世ヨーロッパの武器・戦術・戦闘』(仮題)というのを作業中。ちょうどこのあたりは十字軍とかノルマンコンクエストとか騎士文化とか、日本で言えば戦国文化にあたる時代で、諸侯がそれぞれ領土拡大と勢力拡張を目指していた頃で、いろんなことがあって面白い。それぞれに深みがあって編集作業も飽きがこないんだよね。来年には同様のテーマで「古代世界」と「ネイティブアメリカン」も予定している。

                                                                                                                                    1. +

映画版『少女たちの羅針盤』のエキストラ大募集がはじまってますよ!
申し込みはコチラ→ http://www.fukuyama-kanko.com/FukuyamaFC/

それからこないだの福山ばら祭の時のイベントの様子の記事です。
http://www.oricon.co.jp/news/photo/76374/p00201005180095944001274188370L/
http://www.oricon.co.jp/news/deview/76374/