日本推理作家協会賞

すでに報道もされてるのであれなんだけど、推協賞の〈長編および連作短編集部門〉受賞作は
道尾秀介カラスの親指

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

柳広司ジョーカー・ゲーム
ジョーカー・ゲーム

ジョーカー・ゲーム

の二作に決まった。
官能的――四つの狂気 (ミステリー・リーグ)

官能的――四つの狂気 (ミステリー・リーグ)

鳥飼さんの『官能的』は残念ながら漏れてしまったけど、道尾さん、柳さん、おめでとうございます。
カラスの親指』は真相が明らかになったときの腑に落ちる感じや、「家族」をめぐる仕掛けの施し方などが素晴らしく、
また『ジョーカー・ゲーム』は知略の極北といっていい主人公のキャラクタライズに物語の全てが奉仕しているような作品で、
両作とも昨年度のベストミステリといっていい。

それから評論部門で円堂都司昭『謎の解像度』が受賞しました。こちらはおめでとうございます。

「謎」の解像度

「謎」の解像度

じつはこないだの金夜は銀座で鳥飼さんや円堂さん、各社担当編集者、評論家のみなさんで飲みに飲んだですよ。
2時間で予約したのに延長に延長を重ね、途中からやはり評論賞受賞の栗原裕一郎さんもいらして、面白い宴になったのでした。

次行ってみよーっ。
頑張れオレ。