6月の新刊は『密室晩餐会』(ミステリー・リーグ)

じわじわと気温と湿度が上がってきましたよ。
地下鉄の夏はきつそーだなーと今から身構えているわたしですが。


さて今月の新刊はミステリー・リーグから

『密室晩餐会』いきます!


『不可能犯罪コレクション』と同様に二階堂黎人さんが編者になって、
「密室」状況にこだわったアンソロジーになりました。
タイトルは

大山誠一郎「少年と少女の密室」
天祢涼「楢山鍵店、最後の鍵」
小島正樹「密室からの逃亡者」
安萬純一「峡谷の檻」
麻生荘太郎「寒い朝だった 失踪した少女の謎」
加賀美雅之「ジェフ・マールの追想

新進気鋭のミステリ作家さん集結! といったかんじで、
「お、この人の作品よんでみようかな」とか
そういうとっかかりになってくれたらありがたいですね。
ぜしよろしくお願いします。


4月に水生大海少女たちの羅針盤』新装版、愛川晶『三題噺 示現流幽霊』、一田和樹『檻の中の少女』、深木章子『鬼畜の家』と4冊も刊行して息も絶え絶えのオレでしたが
(社長さんは「4月に4冊なら5月は5冊? わっはっは」とか言ってたけどどういう計算なのかと)

いまは秋刊行予定の

マーチン・ファン・クレフェルト『戦争の変遷』(クラゼヴィッツ批判「戦争論」としてすでに「古典」とされる名著の邦訳)

芦辺拓『黄金夢幻城』(ある意味でもっとも芦辺さんらしい作品なんじゃないかと思っている)


をこつこつという感じ。
今月末にはアレとかソレの原稿が入ってくる予定で、あくまで予定なんだけど、
いやもちろん楽しみなんだけど、一気に来ちゃったりするとちょっとこわいな。


あ、『2012本格ミステリ・ベスト10』の特集とかもそろそろ考えないと。やまだないと