島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞授賞式
というわけでこの週末、金曜日から日曜日にかけて、福山に行ってきた。
14日15日は「ばら祭」という福山の一大イベントの真っ最中で、街全体がすごい人出で賑わってる。
天気もばっちりで(暑かったんだけどね)、仕事じゃなかったら昼間っからビールだったね。
今年から福ミス授賞式はスペシャルゲストに森村誠一さん!
ぼくもはじめてお話しさせていただいたんだけど、穏やかで気遣いが洒落てて紳士!
挨拶に立てばユーモアを交えつつも本質をぎゅっと凝縮させたような言葉が出てくる。
感動しましたよこれには。受賞者にはあの言葉はなによりの贈りものになったと思う。
土曜日は午前中からばら祭会場での授賞イベントがあって、午後からは市内のレストランで出版記念の集い。
ここには歴代受賞者も勢揃い。
『玻璃の家』の松本寛大さん、
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そして今回の受賞者
『檻の中の少女』の一田和樹さん、
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『キョウダイ』の嶋戸悠祐さん、
『変若水(をちみず)』の吉田恭教さん。
今回の優秀作も出版が予定されているから、気がつけば「福ミス作家」がもう7人だよ。
来年とか福ミス作家全員集合読者イベントとか福山でできたらいいなって夢想。
出版記念の集いのあとはオシャレ系のお店で二次会。第一次審査に参加された市民の方とかもいて、
お酒も入っていっそうにぎやか。ここでも森村誠一さんのお話が面白すぎて、そして「本格愛」が心に沁みる。
しかし全盛期に雑誌連載14本て、超人です。名作『高層の死角』のエピソードなど、お宝話もばんばん出てきたさ。
さらに座は盛り上がって三次会はおきまりのカラオケ大会。
嶋戸さんの尾崎豊にはまいったな。「ぬーすんだバイクぅおーこーろがしてぇー」は普段だったら「盗むなよ」ってつっこむポイントなんだけど、うますぎたので思わずスルーさ。
ま、そのあともいろいろあったりはしたんだけど割愛して翌日曜日は朝から今度は水生大海さんのインタビューではじまった。『少女たちの羅針盤』のロケ場所で写真撮影したりした後は、市内の書店さんに挨拶回り。
廣文館さん、フタバ図書さん、啓文社さんでご挨拶。どこも『少女たちの羅針盤』と福ミス受賞作を大きく扱っていただいて、ありがたいことです。
啓文社ポートプラザ店さんでは深木章子さんと一田和樹さんの「福ミスサイン会」。おふたかたとも生まれて初めてのサイン会。がんばりましたよね。来てくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
そんなふうに休む間もなく二日間、福山市役所のみなさんは汗を拭き拭き頑張ってくださって、無事終了しました今年の福ミスイベント。福山の皆さん、ほんとうにありがとうございました! お世話になりました。ビールもいっぱい飲みました。また秋に行きます。
そして第4回福ミスの原稿も締め切られ、今年は応募作も増えたようだし、また来年に向けての第一歩を踏み出すのさ。