ミステリマガジンで「霧と雪」

今月刊の「ミステリマガジン」で杉江松恋さんがマイケル・イネス『霧と雪』を取りあげてくださった。
「今月の目玉というべき」『霧と雪』は

純然たる謎解きものだ。しかも幾重にも趣向が凝らされているものだから、読みながら随喜の涙を流しそうになります。(中略)絶対に後悔させない逸品である。

いやありがたいものです。今年になって杉江さん、ものすごいイメチェンをしてその理由にもっと驚いたりもしたのだが、それはさておき嬉しいです。

霧と雪 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)

霧と雪 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)

そういう「ミステリマガジン」なんだけど、なんといっても「目玉」は鳥飼さんのフルカラー巻頭インタヴュー!鳥飼さんのきりっとしたカメラ目線の反対頁には『官能的』の脳天気たちが躍っているし、「使い処に困っていた」アイディアだったなんて言ってるし……。うん、まあ「あの」ネタはたしかにそうです他では難しい。

官能的――四つの狂気 (ミステリー・リーグ)

官能的――四つの狂気 (ミステリー・リーグ)

にやにやしながら次の頁をめくったら、おおっこんなところに隠し「目玉」が。翻訳家の日暮雅通の「私の本棚」がこれもカラー。
……あれ? 原書房の本がひとつも写ってない。いんだけど。