三津田信三『禍家』と鳥飼否宇『異界』

お二方の新刊をいただきました。ありがとうございます。

禍家 (光文社文庫)

禍家 (光文社文庫)

これは文庫書き下ろしですね。解説は三津田さんに前々から注目していた千街さん。
それにしても今年はまさに三津田イヤー。まだまだ売れ続けている『首無の如き祟るもの』に引っ張られるように去年の『厭魅の如き憑くもの』もまた部数を伸ばしているし、『スラッシャー』もびくびくだし。

異界

異界

あの南方熊楠が探偵役のよう。熊野で起こった猟奇殺人といい、これはネタ的にもおいしい。おいしすぎる。
鳥飼さんは原書房からも年内に書き下ろし『官能的』が予定されているし(あの変態数学者が主人公なの)、こちらも目が離せないさ。

というわけで、また3人で飲み会をやりたいですね、って鳥飼さんのご予定次第。