島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞

という新人公募が始まった。島田荘司さんの地元福山市やふくやま文学館が中心になって新しい才能を世に送り出そうという試みだ。
講談社、光文社、原書房の3社が出版協力社となって、毎年順繰りに幹事社が受賞作を刊行することになる。くわしくは、
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/bungakukan/
で応募要項や島田荘司さんからのメッセージを読むことができる。

先週後半は九州まで取材旅行に行ったり、「福ミス」の記者発表を福山と東京でやっていた。地方発信の新人賞ではあるけれども、ミステリの長編書き下ろしを公募してこれを最終的に1人の選者が決め、3つの出版社が協力して刊行する、というスタイルはこれまで前例がないのじゃないか。そういう破格なスタイルにふさわしい作品が来ると面白いし、それを心から願ってます。