悪戦苦闘

rikiyaishige2007-04-24

といっても僕のことではない。
建築家・安藤忠雄の本である。じつは先日、雨の中を東京ミッドタウンの21_21DESIGN SIGHTへ行ってきた。安藤忠雄展を見たんだけど、その内容は21_21DESIGN SIGHTの建築発注を受けてから出来上がるまでの過程と工程というもの。なんどもデザインプランを練り直したり設計変更を求められたりしながら次第にコンセプトが強固になっていく様子、そして設計通りにまさに「悪戦苦闘」する現場の人々。
「モノづくり」というちょっと安っぽいスローガンはどうかとも思うが、抽象的な発想がどんなふうにして具体的な物になっていくのかを、この本(と展覧会)を通じてスリリングに知れる面白みを感じてしまったよ。