「このミス」「文春ベスト10」ランクイン!

12月に入っていまあはぜんぜんミステリじゃないお仕事でばたばたしてますが、年末ベスト本が出揃ってきましたよ。

三津田信三『山魔の如き嗤うもの』

「ミステリが読みたい!2009年版」第2位
「2009本格ミステリ・ベスト10」第1位
このミステリーがすごい!2009年版」第8位
週刊文春ミステリーベスト10」第7位

愛川晶『芝浜謎噺』

「2009本格ミステリ・ベスト10」第15位
このミステリーがすごい!2009年版」第14位

鳥飼否宇『官能的』

「ミステリが読みたい!2009年版」第18位
「2009本格ミステリ・ベスト10」第10位

マイケル・イネス『霧と雪』
「2009本格ミステリ・ベスト10」第2位
このミステリーがすごい!2009年版」第16位

という感じでした。やっぱりおしなべて『山魔』の評価は高かったです。みなさんありがとうございます。

そういうわけで『2009本格ミステリ・ベスト10』も例年通り12月あたまのうちに刊行できたし、ミステリ的にはちょっとひと段落といったところなんだけど、そこでひと息つかせてくれないのが原書房のいいところさ(笑)。
いまは年明けに刊行予定の『チェ・ゲバラ グラフィック・バイオグラフィー』というのをやっていて(来年公開の映画『チェ 28歳の革命』にあわせてるんだけど)、これはその名の通り、ゲバラの生涯をコミック形式でつづったもの。ちょっとこゆい感じのアメコミ調で(ってアメコミなんだが)、BAGOOOOOOOON! なんていうのもあって、ゲバラの人生を概観するには最適と思う。んで、もうちょっと深く知りたくなったら名著『チェ・ゲバラ伝』(三好徹)を手に取ってしまおう。

チェ・ゲバラ伝

チェ・ゲバラ伝

それからこないだ刊行してとても好評の『図説 世界の「最悪」兵器大全』の続刊、『図説 世界の「最悪」航空機大全』も編集作業まっただ中。こっちは「最悪」な航空機ばかりを集めているんだけど(タイトル通りなんだけど)、軍用機から民間機まで、いろんな試行錯誤の中から落ちこぼれていった選りすぐりの「残念組」を集めている。

というわけでついでに最近の「残念」を記しておこう。
■うっかり「GOTH」の試写会に行きそびれた。
■娘がサンタクロースの存在を疑い始めてきた。
■話題の『   』を読んだけどイマイチだった。
■事務所の壁に穴があいていた。

ふっ。