『芝浜謎噺』の「ミステリマガジン」書評

というわけでごぶさたです。先週は広島県福山市へ「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の関係などで出張。珍しい経験などもしたのでこれは後日また。

出たばっかの「ミステリマガジン」6月号に『芝浜謎噺』の書評が出ました。おなじみ、西上心太さん。「落語ミステリの決定版」とお褒めをいただきましたよ。

「芝浜」にちなんでか、全体が人情噺のトーンで統一されているのも心憎い。特に「試酒試」のあるシーンでは思わず涙腺がゆるんでうるうるしてしまった。作者の落語への愛と、落語の奥深さが十分に描かれた落語ミステリの決定版である。

これだけ書いていただけたらもう言うことはありません。ありがとうございます。

しっかしそれにしてもミステリ関係で落語マニアってこんなにも多いとは。

芝浜謎噺―神田紅梅亭寄席物帳 (ミステリー・リーグ)

芝浜謎噺―神田紅梅亭寄席物帳 (ミステリー・リーグ)


いま楽しみなのが、夏に刊行予定の門前典之さんの書き下ろし『浮遊封館』。ただいま絶賛編集中なんだけど、これがまた面白い。なかでも●●あたりはかなりオリジナリティが高いし。うへへ。お楽しみに。