合宿! ただし野球。といっても飲み会?

大型台風が通過して、まだその爪跡の残る山梨県小菅村へ行ってきたよ。会社の野球部(といっても自社だけではとてもまかなえず、出入りの業者さんたちも一緒なんだよ)の恒例の合宿。車だと大月から北上するルートが復旧しているか微妙だったので、青梅からだらだらと西へ向かうことにした。
いや多摩川すげー。台風から二日経ってもまだ濁流がうねるうねる。もちろん釣り人無し。
途中では小河内ダムの手前でダイナミックな放水もあったりして、これがなかなかの見応えでした。
奥多摩湖を越えると本格的な山道なんだけど、ところどころ、滝じゃないところが滝になってたりして、おいおい落石は勘弁だよと(誰に言うんだよ)ちょっとひやひやの道程だった。

んで土曜日の午後から4時間も野球の練習さ。
ランニングとノックでくったくたになったところで時計を見たらまだ1時間しか過ぎてなくて、
このペースでいっちゃったら俺死んじゃうって。
高齢の合宿だけあってさすがみんなもそう思っていたらしく、夕方のビールがいちばん美味しくなりそうな「疲れ方」になるよう、
それからは上手に調整していった(ま、さぼるんだが)。

夕方から食事をしながら飲みになって、いちばん真面目に練習をしたぼくがいちばん最初にダウンして(笑)おねむ。ほかのメンバーは深夜までやってたそうだけど、爆睡していたのでぜんぜんわかんなかった。

そして朝。おっ。けっこうよく寝たね。普段の睡眠不足はいがいとこういうときに解消される。
が……からだがぜんぜん動かない。全身が痛すぎ。
なのに朝ご飯を食べてから昼まで3時間も練習が待っている。
のっけからグラウンド3周を言い渡され、あーもー倒れてしまいたいくらいにきつかったけど、深夜まで飲んでたおじさんたちがひいひい言いながらも頑張っているのでぼくも頑張って2周だけ走ってみた。
はやくも眩暈がしてきたので頭から水道の水をかぶる。

そんなこんなで何をやってんだかよくわからなくなってきたところでなんとか練習も終わり、温泉にずっぽりとつかって帰路につく。

家に帰ったら帰ったでちゃんとお仕事が待ってるさ。いまは11月に刊行予定の

クリフォード・ナイト『ミステリ講座の殺人』(The Affair of the Heavenly Voice, 1937)

素読み中。日本ではずっと前に『美女と金猫』という作品が刊行されてるだけで、しかもガチの本格長編作品は今回が初お目見えということになりそう。アメリカでは黄金時代の代表選手のひとりのように評価されているし、巻末にはデイリー・キングばりの手がかり索引まであったりする。お楽しみに!


そうそう、愛川晶さんの『道具屋殺人事件』、こんな書評がありました。
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