ベスト10とか予定とか

『2008本格ミステリ・ベスト10』はいま、最後の山を登っている最中。なんとか頂上は見えてきたかな。
今年は12月のあたまに本ができているといいなあというスケジュールを組んだんだけど、あれ前の週に三連休あるじゃん、とか、なんかまあいろいろあって、けっこう厳しい刻みになっちゃったです。
それもあともう少しさ。

クリフォード・ナイト『ミステリ講座の殺人』は今週後半くらいから本屋さんに並びそう。
ヴィンテージ・ミステリもこれで13冊。あと何年かけてどれくらいまで増えるのか。某スレッドとか覗いても真面目に読んでくれている人が多いし励みにもなるし(ときどき落ち込むけど)、頑張らねばさ。

来月はこのほかにアーサー王研究の世界的権威、ジョン・マシューズの
"King Arthur - Dark Age Warrior and Mythic Hero"
というもので、『アーサー王と中世騎士団』というタイトルで刊行の予定。
これがとても良くできていて、史実としての「アーサー」と伝説としての「アーサー」のバランスとか入れ込み具合がとてもわかりやすく説明されていると思う。魔術師や聖杯伝説、湖の乙女から映画「スターウォーズ」まで、幅広く紹介されていて飽きない。
これはまた後日、いろいろ紹介予定。

んで、年明けには鳥飼否宇さんの新刊『官能的』がお目見え予定。『本格的』にも出てきた変態する変態数学者(助教授)が主人公となって全篇にわたって迷活躍!「巡回サラリーマン問題」だとか「なんとかの定理」とか……とかいった数学の論理を現実の事件に当てはめて真相を喝破する、というのだけれど……。ごめんなさい、まだここまでしか書けないよ。こわくて。

うちのカブトムシ、まだ生きてるよ。
おいおい、もう冬だよ。