2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『屍の命題』と『扼殺のロンド』

今月は小島正樹さんの『扼殺のロンド』と門前典之さんの『屍の命題』を刊行することができてよかったよ。 おかげさまで双方とも評判がよい様子。ほっとした。「嵐の山荘とかってさー、なんかもう飽きたし」というあなたにも是非読んでもらいたい『屍の命題』…

翻訳ミステリ大賞シンジケートで三津田信三さんのインタビュー

翻訳ミステリ大賞シンジケートで6回にわたって三津田信三さんのインタビューが掲載されてます。 第6回では三津田さんが原書房ヴィンテージ・ミステリについてたくさんしゃべってくれていて、 http://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/20100220/1266613746こ…

西澤保彦『聯愁殺』で騙されてください

たまには新刊以外の「名作」をこうして取りあげてみたいなと。 見ず知らずの若い男に殺されそうになりながらも、なんとか助かった梢絵。 だが、なぜ自分がこんな目にあったのかがまったくわからない。警察の調べでは、男の手帳に残されたメモから、彼が連続…

第10回「本格ミステリ大賞」候補作決定

第10回「本格ミステリ大賞」候補作決定【小説部門】候補作(タイトル50音順) 『Another』綾辻行人(角川書店) 『追想五断章』米澤穂信(集英社) 『花窗玻璃』深水黎一郎(講談社) 『密室殺人ゲーム2.0』歌野晶午(講談社) 『水魑の如き沈むもの』三津…

『ベヴァリー・クラブ』並び始めた

ピーター・アントニイ『ベヴァリー・クラブ』(横山啓明訳) 書店さんに並び始めたようです。 世間的には『衣装戸棚の女』の著者というより『アマデウス』や『スルース』の劇作者、あるいはクリスティの映画『ナイル殺人事件』の脚本というほうが良いのかも…

門前典之『屍の命題』カバーできた

2月20日頃刊行予定の 門前典之さんの『屍の命題』のカバーができあがってきましたよ。これはけっこうまえからボッシュの絵でいきたいと決めてました。前回の『浮遊封館』でデルヴォーを使い、今回はボッシュ。 門前さんの作風ってそういうどこか悪魔的な…

2月と3月の予定

今年も残すところ11カ月。会社的には年度末まで2カ月だ。それまでにできること、っていうかやんなきゃなんないこと。今年度はそいつが多い。膨れている。とりあえず、来週には ピーター・アントニイ『ベヴァリー・クラブ』(横山啓明訳)が書店に並ぶ。 …