2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』

遅ればせながらなんだけど、この日本推理作家協会賞受賞作を読了。いやほら、来週はこれの受賞パーティもあるしさ。この物語は大きく三部に分かれていて、それぞれ「おばあちゃん」「おかあさん」「わたし」が山陰と製鉄をめぐる時代を舞台に生きていく話に…

今週は全力疾走だったさ

今週はほとんど、来月から刊行が始まる シリーズ絵解き世界史 第1巻 『アレクサンドロス大王の野望』(N・マッカーティ/本村凌二監修) という本にかかりきりだった。ひっさしぶりのフルカラーだし、これから5冊が続くしで、これまでにない緊張に包まれま…

今日の読売新聞に『首無』の書評

おかげさまで版を重ねている三津田信三『首無の如き祟るもの』ですが、 こんどは読売新聞に書評が出たさ。 ……完成度でとくに目を引く。(中略)精緻な伏線から導かれるトリックの見事さに心酔した。超常現象と見まごう不可能犯罪を合理的推理のもとに解き明…

貫井徳郎『夜想』

夜想作者: 貫井徳郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/05/30メディア: 単行本 クリック: 47回この商品を含むブログ (51件) を見る読者に重く現実的なテーマをぶつける。そのテーマがストレートじゃなく譬えると分身魔球のようで、だから読者はけっこう…

ばたばたと走り回ってもう……

仕事の間を縫って野球をしてみたり蛇をみつけてみたり今年初のクワガタを捕まえてみたりと、夏がじわじわと近づいてきた。その前にゲラがびろーんと伸びる梅雨があるんだが。三津田信三さんの新刊をいただく。ありがとうございます。昨日は楽しかったですね…

「週刊読書人」に『首無』の書評

首無の如き祟るもの (ミステリー・リーグ)作者: 三津田信三出版社/メーカー: 原書房発売日: 2007/04メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 108回この商品を含むブログ (139件) を見る今週号の「週刊読書人」に『首無の如き祟るもの』の書評が出ていた。評者は…